「安いけど、この仕事が好きだから仕方が無い。お金がないけど我慢しよう!」なんて考えは論外で、実際は「この仕事が好きだけど、安いから他の仕事で穴埋めをしなければならなくて、好きな仕事が出来なくなる」という落とし穴に嵌ってしまう。だから創り手は「仕事が好きなら、その仕事にずっと没頭できるように正当な利益を稼がなければならない」と思わなければならない。
「金が無くても良いものは創れる」という言葉は事実だが「だから資金が無くても、献身的な頑張りで良いもの創れるよね?」という発想に行き着くのは大きな間違いだ。ゲリラが低予算で奇襲を仕掛けることと、軍隊が「弾丸も銃も補給できないけど、精神論で乗り越えろ」というのは全く異なっていて、後者の場合はただに士気を損なう結果しか産み出さない。すみません、大量引用してしまいましたが、
要するに、創り手はもっと金に対して貪欲になるべきなんですよ。
「金さえ儲かりすれば良い! 俺は商業主義の豚に堕す!」……とまで徹底しろとは言わないけれども、金があればそれだけで余裕が生まれて、金策に切羽詰まることも無くなって、設備投資も出来て成長の方向へと持って行ける。
十分な資金があれば、金が無いという理由だけで苦渋の決断をしなくても済む。古い機材で工夫して仕事をする必要もないし、体系的なスキルアップや教育の機会もないまま長時間労働だけを頼りにして根性で仕事をこなす必要も無くなるし、目先の資金を得るための仕事がスケジュールを圧迫して、精神安定剤を飲みながら耐えるように仕事をするという惨状をある程度は防げるわけです。*2
C:\WINDOWS\system32\これをスタートアップへ。
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